【相談事例】保険ってどれだけ備えれば大丈夫?~30代共働きご夫婦の保険見直し

【1】家購入後の保険見直し

30代共働きのご夫婦、1年半前に家を購入
引っ越し、お子さんの就学等が落ち着いてきて、やっと保険などを見直したいとご相談がありました。目的は、NISAで積立てを始めたいとのこと。

お二人合わせて1000万円越えの年収。
今の保険は、家を建てる前に契約したので保証も少なめ。
この保険を解約して、補償額をメインで考えた保険を契約し、差額をNISAに回しましょう…と。

この手続き中に、予想外に奥様の車が故障、、、買い替えなければないない事態に(泣)
本当にいつどこでハプニングが起こるかわかりませんね

【2】現金で車を買うか? ローンを組むか?

車を買う現金(貯金)は手元にある。
でも車を買ってしまうと、貯金残高がゼロに近くなる。
ここで、もしご主人に何かあったら、、、と考えると、現金はある程度残しておいた方が良い。

ということで、半額を現金、残りをカーローンという結論になりました。
何社か条件を比較して3年ローンを組むことに。

カーローンを払っている間は、NISAの積立額をその分少なくするという方向に変更しました。

【3】保険ってこれだけ備えれば大丈夫とかありますか?

住宅ローンを組むと、たいてい団体信用生命保険(通称、団信)に入りますよね。
だから、亡くなった時のことより病気になった場合にどうやってつなぐか?を考えておいた方が良いかもしれません。

リスクの取り方の考え方で、まず第一に、家計的に破綻するような保険は掛けられないと思うんですね。生命保険の金額は、主観に基づいた命の値段なんです。つまり言い値です(笑) 基準は、生涯獲得できるその収入と、それから残された家族が今の生活を維持できる収入を考えたら、大体客観的な数字になります。

今、日本国内で、 現役で就業してる人が死ぬ確率1%程度なんですよ。それを踏まえると死亡保険より医療保険や休業補償の保険などの方がいいかもしれないですね。

就業不能保険というものもあります。
病気やけがで働けなくなった時だけではなく、リストラや倒産・転職の時にも使えるものです。他の保障と比べると広範囲なリスクをカバーする分、割高です。

【4】万が一のときに、見直せるライフプランを提供しています。

ファイナンシャルプランナー(FP)も、色々な分野があって、保険系や住宅メーカー系のFPは今後の将来の「夢」のためのライフプランです。

私は、遠くの「夢」だけでなく、三歩先の「リスク」を考え、いま何をするべきかの話をいつもするんです。他のFPは全く真逆の話をしてます。

もし何か予定が狂った時に、どうしていいかわからなくなるライフプランでは意味がない。
僕は家を建てるのをゴールにしちゃだめですよって言っています。ライフプラン作ってゴールにしちゃだめなんですよ。

いざという時、当時どう言ってどうやって話した?って思い出すために残しておくものなんです。