【新築 or 中古?】意外と知らない中古住宅のメリットとデメリット!

「家を買うのは人生最大の買い物」なんて言われますよね。で、新築か中古か。正直、僕はこの選択、結構悩ましいと思っています。
今回は中古住宅のメリットとデメリットについてお話しします。

【1】中古住宅の最大の武器は「コスパ」と「立地」

まず、中古住宅の最大の魅力は、なんと言っても価格と立地なんです。新築では手が届かないエリアでも、中古なら夢が叶うかもしれません!

例えば、駅から徒歩5分。こんな好立地の新築物件、普通はすごく高いでしょう。でも中古なら、「あれ?意外と手が届くかも」ってなるんですよ。特に、駅近や人気エリアなどでは、中古住宅が選択肢になることも多いんです。

勤務先や学校、生活の利便性を考えたとき、「ここしかない!」というロケーションがあったら、中古もしっかり候補に入れましょう。

【2】中古住宅のデメリットは耐震性・断熱性

さて、いいこと言いましたが、デメリットも正直に話しますよ。中古住宅の最大の弱点は、耐震性と断熱性が弱いことが多いです。

皆さん、こんな事実知ってますか?
昭和56年(1981年)より古い建物は、今想定されている巨大地震を想定した建築基準で作られていません。神戸の震災で倒壊した建物のほとんどが昭和56年以前の建物だったんですよ。もちろん、昭和56年以降に建てられた住宅でも、柱の位置の関係で倒壊するリスクはあります。熊本や石川の地震などで、その実例はたくさんあるんです。

断熱性も要チェックです。
昔からある土壁は日本の気候に合った夏向きの良い素材でした。しかし現在の夏の気温は土壁の良さが発揮できないくらいの気温です。特に都市部のアスファルト、コンクリート壁からくる反射熱などは強敵です。

古い中古住宅が一概に劣っているとは限りませんが、年代や工法など確認する必要がありそうです。

【3】リフォームで快適な住宅に

でも、ここで諦める必要は全くありません。リフォームの出番です!
断熱リフォームなどをうまくやれば、快適な住環境を作れるんです。「そんなに変わるの?」と思うかもしれませんが、本当に変わります。

リフォームローンの話も面白いんですよ。200万円程度の小規模リフォームなら住宅ローンと一緒に借りられますが、700万円以上の大規模リフォームは別立て。
500万円以下は無担保が多いけど、その分金利に注意が必要、みたいな感じでリフォームで使えるローンと一言で言っても、実はすごく複雑なんですよ。

ここがポイント!最近は国や自治体の補助金制度がスゴいんです。例えば500万円のリフォームに対して200万円の補助が出るケースもあるんですよ。耐震補強や断熱改修みたいな住宅の機能を上げるリフォームなら、費用の4割程度が補助されることも。まさに「ありがたい!」としか言いようがないです。

リフォームのタイミングも人それぞれ。購入と同時にまるっとリフォームする人もいれば、住みながら少しずつ直していく人も。
肝心なのは、自分のライフスタイルに合わせた選択。「ピンからキリまで」って感じで、リフォームの幅は本当に広いんです。間取り変更から設備の刷新まで、やりようはいくらでもあります。

最後に一言。中古住宅の購入、確かに難しい選択です。でも、自分のライフスタイルにぴったりの家を見つける。それが一番大切なんです。
「どれくらいの住宅なら購入できる?」「リフォームにかけられる費用は?」と迷ったら、プロに相談するのが一番の近道だと思っています。