こんな時、家を買ってはいけない

【1】10年前に固定金利を契約したお客様から借り換えの相談を受けた

10年固定の金利選択で当初契約し、今年3月で10年を迎え、金利の見直しになるという事での相談でした。結果としてお客様に借り換えを勧めました。
すでに10年前に固定期間、1.0％で借りた利率が4月以降1.8％になるのがわかっています。返済金額が10万円が13万円にアップします。同じ銀行で、変動金利に変えたら0.9％に下がります。今よりは下がります。でも6か月ごとに見直しが必須になります。

そこで、いつも買い物しているイオン銀行を勧めました。借り換えだと最優遇で0.385％（2024年3月金利）になるんです。もしそこから何かしらの理由で上がったとしても、プラス0.2～0.3％程度。今の銀行の0.9％よりかなり下がった利率です。イオン銀行でも変動なので、今後も確実に利率が安くなる保証はないですが、少なくとも5年間は返済金額が今の銀行の変動金利より5,800円程度は下がります。さらに、イオンでのお買い物が0.5％オフになるのも魅力です。余分にものを買えっていう話ではなくて、今普段イオン以外で買ってるものをイオンに集中させて、家計管理をちゃんとできれば5%も返ってきます。月々の日用品と食費10万円だとすると5000円下がります。5000円×12か月だとすると60000円ですからね。なかなか大きい金額だと思います。

ここで大事なのが、この下がった返済分の差額をきちんと貯蓄することです。この差額をきちんと貯蓄して5年後に金利が上がって元本の返済に回せるかです。

そして、借り換えにも手数料がかかります。
この方の場合は85万円ぐらい。3000万円の借り入れを10年で2580万円くらいまで返しましたが、借り換え手数料をプラスすると2650万円くらい。残りの20年で返済するとすると、家計管理が出来なかったら破綻します。

これからの5年間、家計管理の習慣ができるかどうかが大きなポイントになることは間違いないでしょう。

【2】こんな時、家を買ってはいけない

他でローンを組んでいるときは辞めたほうが良いですね。
ローンの中で一番審査が厳しいのが、住宅ローン。
一番借りやすいのがカードローン。その中間が車のローン。
三重県は、車が必須なので一定の収入があれば、借りやすいです。でも車のローンの返済中に家を買おうとすると、返済比率が引っかかってくるので、まず家を買おうと思ったら、他のローンはない方が良いです。

※「返済比率」とは、年収に占めるローンの年間返済額の割合のこと。返済比率の目安は、「高くても40%以下」というのが一般的です。 実際の借入れ時には、住宅ローン以外のお借入れ金のご返済額も含めて返済比率を計算します

「買ってはいけない時」 というよりは、この時期に買うのがオススメとかも逆にないです。自分たちが建てたいとか、いずれ建てたいと思った時が計画の立て時です。

【3】家と土地とは同時に探す

土地を決めて家も建て始めないとしくみ的に住宅ローンが組めないんです。(現金で土地代を払える人を除く)
そして実際に土地探しには1年くらいはかかると思っておく。運よくすぐ見つかるケースもありますが2年3年探している方もいらっしゃいます。だから、なるべくなら計画的に長期の計画で考えたほうが良いです。

家(どこの業者で建てるか)と土地とは同時に探すこと。
建築会社に土地探しを頼むって言うのが合理的かも。
もう後はタイミング。
その前に、欲しいとなった時のために、まず長期計画を立てる事が一番大事です。