【事例】シングルマザーでもきちんと準備すれば住宅ローンも怖くない

【1】何事も計画と事前準備がとても大事

シングルマザーでローンを組むのが大変というイメージがあるかもしれませんが
ちゃんと計画して事前準備していれば怖いものはないんです。

Aさんは2年前に知人の紹介で相談に来られ、ライフプランを作りました。
その時に目指した将来像は・・・

  • 預貯金のペースは末子が高校卒業するまでは変えない
  • 勤務先で正社員を目指す。
  • 自分の老後とこどもの進学等への投資のバランスを取る。⇒ライフプランで大学進学を支えられるのは3人の内2人。子供たちときちんと話をする、⇒平等を期すため大学進学する子は奨学金で進学してもらう。
  • 両親の介護の備える。自営業だった両親。国民年金での生活。姉妹が関東在住のため実質、身の回りの世話は自分がすることになると予想している。
  • 今の賃貸アパートの家賃は今の給料水準では高いし、子どもの成長とともに狭くなると予想。色々な選択肢(両親との同居等)もあるが、予算合えば中古住宅購入も視野に入れたい。

で、自分の希望地域にいくつか候補になる物件が2年後に出てきたわけです。この時の状況は・・・

  • 半年前に正社員になれた。
  • 収入が改善して預貯金のペースが上がった。(生活水準は上げずがんばった)
  • 父親が亡くなり母親の面倒を実質みることになりそう(今は元気です)
  • 長子の高校進学
  • 車が壊れた!(車検まで半年、2年前のライフプランではあと1年半乗る予定だった)

車の買い替えを1年半前倒しても大丈夫か、いくらの車にするかライフプランを見直して現金購入を決断!(住宅購入直前なので自動車ローンや残クレなどは組まず。)

【2】そしていよいよ購入手続きと住宅ローン

(1)正社員になれたこと、収入もアップしたことで融資の申し込み条件はクリア

(2)最優遇金利(銀行がCMなどで歌っている金利)まで行けるか?

 今回申込銀行の最優遇金利の条件は購入総額の20%を自己資金でという条件でしたが、ライフプランを見ると、今この現金流出は後々響いてくるので出せないので、ここは潔く諦めました。

あとは審査次第で金利が決まる。今回申し込んだ銀行は本申込の審査で金利が決まるというものでした。

結果、予定より高めの回答…


ただ、担当からは

【あと180万円自己資金増やしてもらえれば0.2%下げることができそうです】

ライフプランを再々度見直し。・・・大丈夫!
手持は減るけどローンの支払いも月5,000円近く下がる。(今の家賃より15,000円下がる!)

これでお願いします!

今回のローンで最優遇金利が取れなかった理由は(こちらの想像ですが)

  • 勤続年数。(パート時代の年数は算入してもらえず。正社員からの年数(1年未満)のみ
  • 年齢。借入の最長年齢は80歳だけど、返済期間35年は組めませんでした…
  • 正社員になってからの収入に業績連動報酬が一部入っている。(収入の不確実性)

【3】家計(ライフプラン)を視える化しておけば、いろいろな場面で役に立つ

今回は銀行側の提示への対応や突然の車の故障など、予期していない事が多々起こりましたがそれでも家を手に入れることができました。

当初建てたライププランの方向性、お子様の進学、自分の老後を担保しつつ、手に入れた住宅のランニングコスト(固定資産税、火災保険、修繕費当)も考慮し、今回変動金利でのローンに対するリスクの取り方も考慮できています。

ライフプランを立てていることで全体が見えていたので決断も早く作戦も立てやすかったです。