家を建たいと思ったら、何よりもまずライフプランを立ててほしい!

相談者 / 30代のご夫婦
家族構成 /  サラリーマンのご主人、パートで働く奥様、幼稚園のお子さん2人
現在、賃貸アパート住まい

ローンをきちんと返済できるかどうか

ローンをきちんと返済できるかどうか心配ですよね。それは何度も言うように、きちんとライフプランを作ることで解決します。
そしてライフプランを作るのが、僕たちファイナンシャルプランナーの仕事です。

住宅メーカーの営業さんと話していて、ざっくりなんとなく返せるかな?というのはわかると思うんです。
ただ、それ以上に「きちんと返せるよ」という数字の根拠をちゃんと作るのが僕たちの仕事です。なんとなくの数字ではなく、間違いなく返せるという数字を出します。

雑誌などで、「家を建てるなら節約しましょう」なのどの特集などがありますが、それより【ライフプランを立てる】ことを優先して欲しいですね。

老後どれくらい使うかわからない
子育ての学費がどれくらいかわからない
だから、家を建てるのにどれくらい使っていいのか不安でわからない。

実際にどれくらい使うかわかれば、不安は解消されます。
そのためのライフプランです。

コロナになって家の価格が上がっている現実

今の家の値段は一馬力(例えば世帯の中で旦那さんだけが働いている)だけでは難しくなっています。

コロナの影響もあると思いますが、とにかく家の価格が上がっていますね。

2020年後半から木材の価格が上がり、2021年半ばから鉄の価格が上がっています。
材料価格の高騰です。
以前と比べると明らかに住宅の価格が上がってきています。

家を買う,年代のステージで悩みが違ってきます

ローンは大抵35年です。35年後の年齢を考えてみてください。

20代の方はまだ収入が少ないです。そしてまだ子どもさんが小さく、奥様も専業主婦が多いです。またはパート程度。だから借りられる金額は少ない。
でもその反面、将来は有望だし、早く住宅ローンが終わって老後の準備ができるという有利な面があります。

逆に、アラフォーで家を建てる方は、今の貯蓄が多くて借入金額もたくさん借りられます。理想の家を建てやすいとも言えます。
その反面、ローンを退職後まで抱えなければならないという不安がありますよね。年をとっても、子どももまだ学費がかかったりと、悩みは色々です。

家を買う,年代のステージで悩みが違ってきます。
それぞれの事情に合わせ、その世代の利点を生かしてライフプランを立てていきます。

子どものためより、自分たちのために家を建ててほしい

よく子ども部屋中心の家づくりの特集などを見ますが
子どものためだけに家づくりをするというのはナンセンスだと思っています。

無限に愛情を注ぐのと、無限にお金を注ぐのはちがいます。

建てた家は死ぬまで住みますが子どもはだいたい20年くらいたつと巣立ちます。(笑)
子どもたちより、家の方が付き合う時間は長いです。子どもの巣立ちは、本能ですから、離れることを前提にしましょう。子どもたちには、学業を快適にできるようにさえすればいいと思っています。

ご夫婦のために家を建ててください。
平均寿命も今は長いですよね。
買った家に50年60年住むわけです。子どもが過ごすのは20年ほど、、、やっぱり自分たちのために家を建ててほしいです。

そしてハウスメーカに相談するより前に、住宅展示場の行く前に、ライフプランを作りに来ていただきたいです。

業者さんに話ししてから来られる方がほとんどですけど(笑)